スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Vitaminはビタミン?ヴァイタミン?

Q:Vitaminという単語は日本語ではビタミンですが、英語ではヴァイタミンと発音されます。英語と外来語が本来と違う読み方をされているものは他にもありますが、これは何か理由があるのでしょうか。

A:英語でこのように発音される理由は、単純に英語のルールに当てはめた時にそうなりやすい傾向があり、またその発音が広まって定着したと考えることが出来ます。英語ではアクセントのある位置でのiという文字は「アイ」と発音される傾向が強く、vitaminという3音節の単語であれば最初の音節にアクセントが置かれることになりますから、結果として「ヴァイタミン」という発音になるわけです。

「ビタミン」についてコンサイスカタカナ語辞典での記述を要約して紹介しますと、語源はラテン語のvita(生命)+英語のamine(アミン)で、1911年にポーランド人の研究者が米ぬかのエキスから抽出した成分にvitamine「生命に必要なアミン」という意味で命名したそうです。その後の研究で、実際にはアミンではない化合物も含まれていたため、1920年にイギリス人の研究者が語尾のeをとってvitaminとし、それぞれに符号を付けてvitamin A, vitamin B... と呼ぶことを提唱したそうです。

ポーランド人の研究者が彼がこの造語をどのように発音したかは資料がないので分かりませんが、少なくともラテン語ではvitaは「ウィータ」と発音されます。そして日本語の外来語としては大正時代には「ビタミン」という表記で定着していたようです。

ビタミンの発見の歴史については Wikipediaの「ビタミン」の項目に書かれていますが、このページの冒頭にある語源の説明(vital amine)は、私の手元にあるコンサイスカタカナ語辞典や英語語義語源辞典、The American Heritage Dictionary(第3版)での説明とは異なっています。もちろん英語のvitalという単語も同様にラテン語のvitaに由来しますが、vitamineが本当に英語のvital amineに由来するかどうかは造語者に尋ねないことには分かりません。もちろん英語のvitalも同じ意味であるということは造語者自身も意識していたとは思いますが、実際には近代に新しくできた科学技術用語などはラテン語やギリシャ語に由来することが多いですので、わざわざ英語から付けたとは考えにくいでしょう。同様に英語版のWikipediaのVitaminの項目でも、vital amineから、というようなことが書かれています。いずれにしても厳密な語源とは言えないでしょうね。
関連記事

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

神谷 健一
KAMIYA, Kenichi
(kmyken1)

kmyken1

月別アーカイブ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
検索フォーム
リンク
最新記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。